2013.09.20 [ わたしたちの仕事 ]
より乾いた木質チップを届けるための取り組み! ~その5~
かもしか@林務課です。
アカマツの試験地の作業について、御報告します。
この度も業者様のご協力を得て試験を開始しました。
(私どもで行うはずだった半割り作業も手伝っていただき、誠に
ありがとうございました)
試験方法はカラマツのときと同じです。
半割りにしたもの、皮を剥いたものを林地に置いて、当初、1ヶ月後
3ヵ月後、6ヵ月後で木からサンプルを採る、というものです。
ただ、作業を始めてみると、カラマツとは大分様子が違いました。
お、重い!
このアカマツの木は数時間前に伐採したてのものなので、水分を
たんまりと含んでいます。細めの半割りでも結構重いです。
びしゃびしゃびしゃ!
樹皮を剥いてみると、樹液のしぶき、いやマツだけに飛マツ
が顔に飛んできます。松ヤニのようなベトつきはなく、水のようです。
切り口を見てください。黄色っぽく変色しているのが樹液を含んだ
部分です。触ってみると水のようにさらさらしっとりしています。
見た目はさながら蜜をふくんだスポンジケーキのようです。
カラマツのときのように、シートをかぶせて完成しました。
「これ、カミキリが卵を産みに来るんでしょ? 大丈夫なのかな」
ご安心を! 実験の終了は2~3月ごろなので、そのときにチップ
にして虫ごと粉砕してしまいます。
最後に……
マツの復権を待つ(マツ)だけでは末(マツ)路にまっ(マツ)逆さま!
次回はアカマツの初期水分量とカラマツの1ヵ月後の水分量の結果
をダジャレ無しにご報告する予定です。
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